人材大手のパソナグループで、給与計算や労務管理などのBPOサービスを提供する「パソナHRソリューション」の吉永隆一取締役副社長に、今後の日本の人事についてとDG1への評価などについてお聞きしました。
目次
- パソナHRソリューションが掲げる次世代人事のBPOとは
- パソナHRソリューションが掲げるBPOについて教えてください。
- 競合他社との違いについて教えてください。
- 問合せから受注につなげるためのアクティブなコーポレートサイトを作成したい
- パソナHRソリューションではDG1をどのような目的で利用しましたか?
- 実際に使ってみていかがでしたか?
- 最も意識したところはどこですか?
- なぜ他のツールは選ばなかったのですか?
- 今後はどのように活用していきますか?
- 今後のビジネスの展望
- 同じ悩みを抱えている事業者の方へメッセージ
パソナHRソリューションが掲げる次世代人事のBPOとは?
―パソナHRソリューションが掲げるBPOについて教えてください。
日本の人事などの管理部門は、まだかなり内製化が残っています。古いシステムでも原価償却が終わったので長く使われ、管理のノウハウも属人化してしまいます。人材が不足している中、多くの企業では管理部門を削って少ない人数で最大のパフォーマンスが求められています。パソナHRソリューションでは、バックオフィスの定型業務をクラウド化、BPO化していくことで本業への集中を支援しています。給与計算だけでなく勤怠等の労務管理も含め、ペーパーレス化、クラウド化することでテレワークでも生産性の高い仕事を実現できます。
―競合他社との違いについて教えてください。
最も大きな違いは人材アセットです。パソナグループとして人事に強い専門家がたくさんいて、パソナHRソリューションでも活躍できる場を作っています。コア業務に集中するために人事が最も力を入れるのは採用と育成と定着ですが、今回、同じくパソナグループで人材教育に強い、キャプラン株式会社を子会社化しているためトータルで人事の課題解決ができることが強みです。「本業に集中していくことイコール、人材に投資していくこと」は今後も変わらないので、課題解決に向けての道をお客様と一緒に作っていけることが他社との大きな違いです。
問合せから受注につなげるためのアクティブなコーポレートサイトを作成したい
―パソナHRソリューションではDG1をどのような目的で利用しましたか?
社名変更をきっかけにサイトリニューアルでDG1を利用しました。普通コーポレートサイトは動きがないから一回見たらそれで終わりなんです。でも、コンテンツが更新されていれば何度も見に来てもらえるので、その分問合せに繋がる可能性も高くなる。そのため、高頻度で更新できるアクティブなコーポレートサイトを作りたかったんです。
―実際に使ってみていかがでしたか?
癖はあるけど、基本的な動きはとても分かり易いと思いますね。簡単なテキストとか画像を編集するだけなら誰でもできてしまうので、一回作ってしまえばテンプレートで画像やテキストを入れ替えるだけなのでいいと思います。今回作ってみて、結構よくできたんじゃないかなと思います。増やしやすいし、レイアウトを気にしなくていいのがいいところ。特に最近はスマホで見るユーザーが多いので、レスポンシブでキレイに反映されるのがよいと思います。
―サイトリニューアルにあたり最も意識したところはどこですか?
TOPページでどれだけ興味を持たせられるかが肝なので、説得力のある事例を押し出すことに気をつけました。営業ツール的にも一番響くのは事例なので、声を形にしてみてもらうのが一番説得力がある。コンテンツが増やしやすくて、レイアウトを気にしなくていいのも助かりました。
―なぜ他のツールは選ばなかったのですか?
グループの他の事業で、5月にコーポレートサイトをリニュアルオープンしたんですが、その時にかかった費用が450万円くらいでした。他の業者で見積もりも取ってみましたが、更新のたびに20万円ほどかかってしまう。今回は更新を前提にしていて、複雑な機能が要らないコーポレートサイトだから、月額2万7千円の価格感で利用できるのが非常に良かったです。
―今後はどのように活用していきたいですか?
まずは事例をしっかりと増やし、後々はビジネスコラムなどを作成してコンテンツマーケティングにつなげていきます。コロナ禍によるワークスタイル多様化のこともあり、自分たち自身の採用も大事なので、採用強化に活用していきたいです。新しく地方にワーケーションセンターも作成したので、そこで働いている様子や環境をDG1の機能をうまく使って発信していきたいです。
今後のビジネスの展望
―BPOサービスの領域は今回のコロナ禍でニーズは健在化したのではないですか?
今まで手付かずだった領域ですが、テレワークを行うために注目され始めました。例えば、紙だったらハンコをもらうためだけに出社するみたいな。労務管理のペーパーレス含め、毎回発生する業務の効率と生産性をいかに上げていくかが課題となっています。人事領域のDX化で“組織”の活性化と“個人”の最大能力発揮を目指している、ベネワンプラットフォームもそうですが、最終的には企業と従業員に流れる情報をデータ化することで人事データや労務データなどとの因果関係をつなげて、生産性の高いトータル的なHRDXを目指したいと思っています。
同じ悩みを抱えている事業者の方へメッセージ
本来であればスピーディーにサイトを更新したい、LPを作りたいと思っているのに余計な時間やコストをかけてしまうのはもったいない、サイト運営を内製化させるためにもDG1のような新しいクラウドツールは非常に有用だと思います。特にスマホでの閲覧が主流になっている世の中なので、スマホへの対応は必須です。今回改めてレスポンシブは外せないなと思いました。サイトは作って終わりではなく、更新が必要なものなので、コンテンツを簡単に編集・作成できて、コンテンツマーケティングにつながるDG1は非常におススメです。