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2022/09/14

Eビジネスのはじめ方 - 自社ECサイト構築のための4サービスを徹底比較!

ネットショップをはじめる上で、まずはじめに明確にしなければいけないことは「モール型ECサイトへ出店するか、あるいは自社ECサイトを構築するか」という点です。今回は、自社ECサイトの構築にフォーカスし「ECサイトの構築・運用を考えているが、どのサービスを選んで良いのかわからない」というビジネスオーナーを対象に、自社ECサイトを簡単にスタートできる4サービスを紹介・比較します。

目次

  1. 実店舗とネットショップ。どちらがおすすめ?

  2. 課題解決のためのECサイト運営のポイント

  3. ECサイト構築・運用のための4サービス比較

  4. まとめ

1. 実店舗とネットショップ。どちらがおすすめ?

ネットショップの開設や、オンラインでの予約受付によって得られるメリットや効果は大きいものの、多少なりともデメリットは存在します。この章では、まずはじめに 1) 実店舗とネットショップの特徴、2) 飲食店やサービス事業者のオンライン予約を例に挙げ、それぞれのメリットとデメリットについて比較しながら、できることとできないことをピックアップしていきます。

1) 実店舗とネットショップのメリットとデメリット

 

メリット(できること)

デメリット(できないこと)

実店舗

・お客様と直接コミュニケーションをとることができる
・商品購入後のギャップが少ない
・店舗周辺の消費者へアプローチがしやすい

・店舗から遠いお客様は来店が難しい
・1日あたりの営業時間に制限がある
・人件費、店舗維持費用などのランニングコストが高い

ネットショップ

・全国的に集客・販売できる

・年中無休・24時間で販売できる
・初期費用、運営費用などのランニングコストが低い

・購入者が商品の実物を見ることができない
・対面での接客ができない

ネットショップは、距離と時間による制限もなく手軽に始められることが最大のメリットですが、直接商品を手に取ることが出来ずコミュニケーションの頻度も限られるため、実物と想像の間にギャップが生まれたり、お客様のニーズを十分に引き出せないというデメリットがあります。

そこで、たとえば商品説明を丁寧に行ったり、豊富な商品画像や実際にモデルが使用している動画や写真を掲載したりと、店頭ではできないプロモーションを行い、これらのデメリットを解消する必要があります。

最近ではライブコマースといって生放送の動画を配信し、タレントやインフルエンサーが商品を実際に試して紹介するといった手法も利用されており、うまく工夫することで上記デメリットを解消することが可能です。

2) 飲食店やサービス事業者のオンライン予約

 

メリット(できること)

デメリット(できないこと)

ネットショップ

・人員の確保が適切にできる
・24時間受付による機会損失の低下
・手書きによるダブルブッキング等のミスがない
・一括データ管理が可能で、集計や予想を立てるときに台帳よりも便利

・キャンセルが発生するとロスにつながる
・席の在庫管理が煩雑で面倒

オンライン予約システムは、飲食店やホテル業、美容院やスクールなどでは必須の機能です。なかでも、食べログやホットペッパービューティー、じゃらんといったオンライン予約システムは多くの店舗で利用されています。

上記のようなプラットフォーム登録型のオンライン予約システムは、今まで予約受付のために発生していた手間や機会損失をなくし、同時に集客数の増加を見込むことができることから、とてもメリットが大きいと言えます。掲載手数料等は発生しますが、多くの消費者にリーチしやすいという点は、多くのビジネスオーナーにとって魅力的に映ります。

次章では、現在多くのビジネスオーナーが抱えている課題を例に、モール型ECサイトと自社ECサイトそれぞれの特徴に注目しポイントを詳しく見ていきます。

2. 課題解決のためのECサイト運営のポイント

業種・業界によって様々な課題があります。この章では、それぞれの業種でどのような課題があり、それら課題に対する解決方法とECサイトの特徴を結びつけて紹介していきます。

1) 食品、アパレル、日用品などの小売り業

課題

解決方法

ECサイトの種類と特徴

店舗来店数の減少

ECサイト運営により潜在顧客へアピール

・楽天などのモール型ECサイトへ出品
 特徴:高い集客力
・自社ECサイトの作成
 特徴:高いカスタマイズ性

モール型ECサイトへの出品は、集客が簡単にできることで比較的売り上げにつながりやすいのが特徴です。しかし、楽天やAmazonなどのメジャーなモールだと自社以外の商品が数十万点以上あり、激しい露出枠と価格競争にさらされます。購入者のデータもモール側の所有となるため、既存顧客へのアプローチができないという欠点があります。

一方で、自社ECサイトの場合は、SEO対策や広告運用を通じて直接集客することが可能です。はじめはモール型ECサイトほどの集客力を期待することはできませんが、自社ECサイトであるため自由にサイトの更新・編集が可能です。さらに既存顧客とのパーソナライズされたコミュニケーションをとることで、リピーター重視の運営を主軸とすることができます。

2) ホテル、飲食などのサービス業やドラッグストア、お菓子などの小売業

課題

解決方法

ECサイトの種類と特徴

インバウンド需要への対応

多言語対応のサイト作成、事前の予約受付と越境ECサイトの準備

・多言語対応したサイトの作成
 特徴:ツールさえあれば、自動翻訳で簡単に元のサイトがそのまま外国語へ置き換えられる
・海外向けの予約サイトへの登録
 特徴:高い集客力

ここ10年程で急激に使われることの増えた「インバウンド」いう言葉が表すように、訪日外国人の人数は年々増えているためその対策は欠かせません。

これらの方々を対象に、自社ECサイトでは、文字だけでは伝わらない情報、たとえば写真や動画によって実際のイメージを感じてもらうことで、自社ECサイトへ繰り返し訪問してもらう可能性を高めることができます。

たとえば、訪日前のタイミングで自社の魅力をアピールするために、多言語対応ホームページの作成が必要です。飲食店やホテルであれば、当然予約システムが必要になります。そして帰国した旅行者へ再度メッセージを伝えるために越境ECサイトを準備しておくことで「旅マエ」から「旅アト」の需要をカバーすることができます。

3)式場、美容サロン、アパレル、コスメなどブランディングを意識したい業種

課題

解決方法

ECサイトの種類と特徴

ブランディングがうまくいかない

コーポレートカラーを前面に出したホームページの作成

自社ECサイト作成

ブランディングとは、他のサービスとの差別化であり自社のサービスを魅力的に伝えることです。サイト訪問者に対して、信頼関係を築き、ファンになってもらうためにも、コンテンツとデザインは自社の個性が十分に表現されている必要があります。

大企業でなければできないと思われがちなブランディングですが、サイト作成をはじめのステップとし、そこで自社の強みをアピールすることで、事業規模に関係なく実現可能です。また、コミュニケーション手段の自由度などを考えると自社ECサイトの運用を続けることで、よりビジネスの可能性を広げることができると言えます。

次章では、自社ECサイト構築・運用のためのサービスを比較していきます。

3. ECサイト構築・運用のための4サービス比較

この章では具体的にどのようなツールに人気が集まっているのかを紹介していきます。上記「2. 課題解決のためのECサイト運営のポイント」で確認した内容をもとに、ご自身のビジネスにはどれがマッチしそうかを考えながら読みすすめてください。

1) 『Shopify』世界シェアNo.1のECサイト構築プラットフォーム

はじめに紹介するのは、『Shopify』<サイトURL:https://www.shopify.ca/>です。 サイト上の数値によると導入実績は100万店舗、アクティブユーザー数は210万人、サイト上で販売された総額は1,550憶ドル(約166兆円)と、多数の利用実績があり、以下3つの特徴が挙げられます。

① 導入コストの低さ

初期費用は無料で月額利用料金が、月額29ドルのベーシックプランと、月額79ドルのスタンダードプランの2種類あり、無料で使えるサービスを除けば、国内ASPの中では低めのコストで利用できます。

操作性も高く、簡単にECサイトを構築することが可能です。また、初期搭載されているテンプレートを使用すれば、HTMLなどの知識がなくてもデザイン性の高いサイトを構築することが可能です。

② 高いカスタマイズ性

豊富に用意されているアプリをインストールすることで、機能を拡張をすることができます。導入後にショップの成長に応じて有料のアプリを追加することにより、高いカスタマイズ性を実現することができます。

③ 多言語対応

世界各地の国と地域で利用されているため、越境ECとしての認知も高く、50以上の言語に対応しています。2018年からは日本語対応もスタートし、管理画面なども日本語で操作出来るようになっています。

2)『Makeshop』国産ECショッピングカートASPサービス

次に紹介するのが、GMOグループが提供している『Makeshop』<サイトURL:https://www.makeshop.jp/>です。利用事業者は2万2000店舗以上、サービス継続利用率は98%、1店舗当たり平均月商105万円と(Makeshop公式サイトの数値を抜粋)、国産ショッピングカートの中では代名詞的な存在となっており、セールスポイントは以下3つです。

① 豊富な集客力

アイテムポストという機能を使用すると、「yahooショッピング」や「価格.com」等の媒体に、商品を無料で出品し幅広くリーチすることが可能になります。また、GMOポイント会員へのアプローチもできるため「ポイント」を利用した顧客マーケティングが可能です。

② 高いカスタマイズ性

HTMLやCSSの知識があればほぼ全てのページデザインやレイアウトを自由に変更できるようになります。そのため、サイトの独自性や商品等に合わせてデザインやレイアウトにこだわることが可能です。

③ 万全のサポート体制

電話やメールでの対応だけではなく、ショップ開店まで無料で専任アドバイザーがつきます。また、セミナーも随時開催しているため、集客や売上UPのノウハウについて学ぶことができます。

3)『WordPress』最大シェアのオープンソースソフトウェア

サイト作成、ブログといえば『WordPress』と言っても過言ではないほど、広く浸透しているCMS<サイトURL:https://ja.wordpress.org/>です。Web 上の 35% のサイトが WordPress を利用しているという統計もあるほど(WordPress公式サイトより)ポピュラーなオープンソースのソフトウェアです。プラグインを利用しショッピングカートの機能を追加すれば、ネットショップの作成が可能になるなど、代表的な特徴は以下3つです。

① 自由自在にカスタマイズできる

オープンソースのため様々な人が自由にカスタマイズし常に新しい機能が提供されています。HTMLやCSS等の知識と技術があれば自分でページを自由に編集することが可能です。

② 豊富なプラグイン機能

プラグインによって自分が欲しい機能を後から追加することができるため、ネットショップの開設や問合せフォームを作成することも可能です。

③ テーマの豊富さ

「テーマ」は簡単に編集することができるため、サイトの雰囲気を容易に変更することが可能です。無料テーマを利用し、好みにあわせてサイトデザインが可能です。

4) 『DG1』オンリーワンでオールインワンCMSパッケージ

最後に紹介するのが『DG1』です。先に紹介した3つのサービスに比べると知名度は高くはないものの、DG1にしかない独自性があり、オンラインビジネスのスタートアップツールとして、以下3つのポイントが注目されています。

① オールインワンスタートパッケージとして最適

ネットショップだけでなく、オンライン予約サービス、問い合わせフォーム、データマーケティング機能、モバイルアプリが多言語で利用できます。ひとことで表すと「オンラインビジネスを始めるのに必要な機能が全て揃った多言語対応ソフトウェア」です。他サービスでみられる機能追加をしてはじめて使えるようになる機能を、DG1ではすべてはじめから利用可能です。

また、現在開発中の外部サービス連携機能の利用が可能になれば、パッケージ単体では実現できない機能の実装が可能となり、さらに理想とするEビジネスの実現と成長が可能になります。

② ビジネスオーナーのための顧客データ管理

EC機能、マーケティング機能、オンライン予約機能、ショップ、モバイルアプリなどの全ての機能に一つの管理画面からアクセスが可能です。そこから得られる購買履歴や属性情報など全てのお客様情報を、一つのデータベースで一元管理できるため、ビジネスの発展にあわせたビッグデータの分析も可能です。

たとえばマーケティング機能では、入手した情報からお客様をセグメント化し、パーソナライズされたメルマガ配信やプッシュ通知などのプロモーションを行うことができます。もちろん現在お持ちの顧客情報をインポートして活用することもできます。

③ 事業規模にこだわらない使い方

事業規模に制限されない多機能性を備えています。はじめはECの利用から始めたとしても、事業の拡大に伴って予約機能が必要となった際は、その機能をすぐに実装できます。

また、ホテルや旅館で「予約機能をメインに利用しているが、お土産やこだわりの料理をネットで販売したい」といったことも容易に実現できます。

ブランディングによりローヤルカスタマーをつかみ、顧客のニーズへ答えることが出来るのがDG1です。また、日本語を含む5か国語をサポートしているため、複数の言語でサイトを構築することで越境ECや海外からの予約でも力を発揮します。

はじめからすべての機能が揃っているDG1は、あらゆるビジネス展開に対応できるため「ビジネスのアイデアをすぐにウェブで形にしたい!」というビジネスオーナーにおすすめのツールです。

4. まとめ

いかがでしたか?今回は、ネットショップのメリットとデメリットの比較からはじまり、サイト運営のポイントを説明した後に、ECサイト構築・運用のために4つのサービスを紹介しました。

  • 『Shopify』:安価で簡単に始められる越境ECの定番ツール

  • 『Makeshop』:集客とサポートが充実したプロ仕様の多機能ツール

  • 『Wordpress』:デザインが自由自在、ブログからECまで転用可能なサイト作成ツール

  • 『DG1』:Eビジネスに必要な機能がはじめから全てそろった多機能パッケージ

一言にネットショップといっても、モール型ECサイトへ出店するのか、あるいは自社でECサイトを構築してブランドと個性を表現していくのか、また現在のビジネスモデルやアプローチしたい顧客層など、目的によって利用できるサービスは異なります。

それぞれのサービスには、得意なことや特徴があります。これらを十分に理解し、ビジネスの発展につなげることができるサービスを選んで、長く付き合っていくことが大切です。

これからEビジネスを始めようとしているビジネスオーナーの方、自社ECサイト構築・運用に興味をお持ちのショップオーナーの方、個別に相談をされたい場合はお気軽にDG1までお問合せください。